エクセルでアンケート分析をする

目標

  • アンケート調査の分析をして、統計から有意義な情報を発見できるようになる。

データのダウンロード

  • 以下のリンクをクリックして、アンケートのファイルをダウンロードしましょう。ダウンロードにはパスワードが必要です。「名前を付けて保存する」ときに、ファイル名を「番号 氏名 アンケート」としてください。

     アンケート 
  • 下のようなメッセージが表示されたら「編集を有効にする」をクリックします。

基本統計でデータの特徴を確認する

  • アンケート分析では、まずは平均などの基本統計と呼ばれる数字を求め、全体の傾向を見てみます
  • まずは生データの下に、下のように基本統計の項目を用意しましょう。そして、問ごとにこれらの統計量を関数で求めてください。分散の関数には「var.p」を使います。合計は「Yes or No」の問だけ求めればいいです。

  • 基本統計量が計算されたら、以下の点に注意しながら、今回のアンケート結果にどんな特徴があるかを考えましょう。また、まわりの人たちと話をして、発見を共有してください。
種類 意味・解釈
平均 「5点スケール」では「どちらでもない」が3なので、これを上回っていれば「このクラスでは肯定が強い(多い)」と解釈でき、下回っていれば「このクラスでは否定が強い(多い)」と解釈できます。「Yes on No」では真ん中が0.5なので、これを上回っているか下回っているかで、同様の解釈をします。
分散 バラツキの強さを表します。例えば、5点スケールで平均が3だったとしても、分散が強ければクラスの意見は二つに割れていることを意味します。
合計 「Yes or No」の問では「Yes」を「1」としているので、合計が「Yesの人数」を表します。5点スケールでは、あまり意味はありません。

相関係数を使って、変数間の関係を考える

  • まずは相関係数の表を作ります。
  • 「データ」タブにある「データ分析」のアイコンをクリックします。下のような画面が表示されるので、「相関」を選び「OK」をクリックします。

  • すると下の画面が出てきます。入力範囲では分析対象のセル範囲を指定します。
  • データがあるのは「C3からAY41」までですが、今回は表の先頭行を項目名として使うため、併せて「C2からAY41」までを指定します。そして、「先頭行をラベルとして使用」にチェックマークを付け、「OK」を押します。

  • すると、下のように全ての質問間の相関係数表が出力されます。
  • 例えば「C6」セルを見ると、「0.592328」と表示されています。これは「Q1とQ2は正の相関があり、強さは0.59」ということです。
  • 同様に「E7」セルを見ると、「-0.14848」と表示されています。これは「Q2とQ5は負の相関があり、強さは0.14」ということです。
  • 一般的に、「相関係数の絶対値が大きいほど、二つの関係は強い」と解釈されます。

  • このままでは表全体を見にくいので、小数点以下の表示桁数を減らします。
  • まずは、相関係数が表示されている「B2からAX50」セルまでを範囲選択します。このような大きな表を範囲選択する際は、一番右下のセルから左上のセルへ範囲選択するのが簡単です。
  • そして、「ホーム」タブの「小数点以下の表示桁数を減らす」ボタンをクリックし、小数点以下が「2ケタ」まで表示されるようにします。

  • さらに、列の幅を調整するために、「A列からAX列」を選択します。そして、どこの列でもいいので、列の間にある仕切り線をダブルクリックします。

  • すると下のようになり、先ほどより見やすくなりました。

  • 相関表の見方は、この表の中から、数字の絶対値が大きいものを探します。絶対値が大きければ、それだけ相関が強いことを意味します。
  • 今回は、正の相関として「0.3以上」、負の相関として「-0.3以下」を探します。

  • ただし、この膨大な表から目で探すのは大変なので、一定以上の数字に自動で色を付けてもらいましょう。まずは、相関係数が表示されている「B2セルからAX50セル」を範囲選択します。
  • そして「ホーム」タブの「条件付き書式」をクリックします。このアイコンは人によって違うかもしれません。その中の「セルの強調表示ルール」を選び、さらに「指定の範囲内」を選びます。

  • すると下のような設定画面が表示されるので、左の数字欄に「0.3」と「0.99」を入力します。
    そして、装飾を設定する右側で「ユーザー設定の書式」を選びます。

  • 設定画面の「塗りつぶし」タブで色を選べば、セルに色を付けることができます。また、「フォント」タブの「色」欄を設定すれば、文字に色を付けることができます。

  • 下の例は、「強調表示ルール」の「指定の範囲内」で「0.3~0.99」が黄色に塗りつぶされるように設定した例です。数字はこの通りに、装飾は自由に設定してください。

  • さらに、「セルの強調表示ルール」を加えます。今度は「指定の値より小さい」で「-0.3」以下が水色に塗りつぶされるように設定すると、下のようになります。

  • なお、この「強調表示ルール」を修正したければ、「条件付き書式」の「ルールの管理」を選ぶと修正できます。

  • 下の修正画面で赤線部分をダブルクリックすると、その設定を変更できます。

練習課題

  • 今回は二つのファイルに分けて提出してください。
  • ①基本統計と相関係数表を見やすくしたファイルを、必ず授業時間内に提出してください。
     ファイル名は「番号 氏名 アンケート」のまま、ネットワークドライブに上書き保存します。
  • ②アンケート分析の以下の内容を、WORDでレポートにしてください。
     -基本統計と相関係数、それぞれ5個以上のおもしろい「クラスの特徴・法則」を発見する。
     -その際、なぜそのような結果が生じたのか、それぞれの理由も考えて書いてください。
     -また「Q1に関して」のように、どの問のことかが分かるように番号を書いてください。
     
     例)Q15とQ19には負の相関があるので、読書が好きな人ほど、寝付くのが遅い。
       おそらく、布団に入ってからも色んな妄想をしてしまうのだろう。

     レポートは表紙は不要で、必ず一番上に自分の番号と氏名を書いてください。
     ファイル名を「番号 氏名 アンケート」として、ネットワークドライブに保存してください。

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